双極性障害の治療方法

主な治療法は2種類

うつ病って何?
双極性障害の治療はお薬と精神療法の2種類が主になります。この2種類の他には通電療法、代替療法などがあります。

まずはお薬による治療ですが、双極性障害はうつ状態と躁状態があるため、両方の症状に対して改善効果の高い気分安定剤が最初に使われることが多いです。
うつ状態はネガティブな気分、躁状態はハイな気分になるため、別々のお薬が必要と思われますがそうではありません。
どちらの症状であっても気分の波が上下に揺れている状態のため、気分安定剤により気分の波を安定させることで症状を緩和し改善します。
抗うつ剤は躁状態を促す「躁転」が起こる可能性が高いことから、使用されることは少ないです。しかし、重いうつ症状がある場合は気分安定剤と共に処方されることがあります。
お薬による治療で症状が一時的に軽くなる、自覚がなくなる、ということがありますが、一時的に症状が収まっているだけで治っていないことが大半です。その上、再発防止の面からも服用を継続する必要があるため、お薬を飲む期間が長くなることが多いです。

次に精神療法についてですが、双極性障害だけでなく、うつ病、統合失調症、薬物依存症などに対しても行われている治療法です。
心理療法の中にも、認知療法、行動療法、対人療法など様々な種類があり、患者さんと医師が直接やり取りを行うことで改善策を発見し、患者さん自身が主体性を持って実行していく、というものです。

効果の高い認知療法

友達の協力
精神治療の中でも改善効果が高いと言われているのが認知療法(認知行動療法)です。
物事に対する捉え方、考え方を振り返ることで、思考の偏りに気付き、今後どのように考えていけばよいか学び、自身の感情や行動をコントロールできるようになるための治療です。
双極性障害の患者によく見られる思考パターンとして、自分の考えに絶対的な自信を持ち間違いを認めない「視野狭窄」、自分を含め曖昧な答えを許さず融通がきかない「絶対思考」、事実とは異なっていても自身の考え(憶測)のみで結論を出す「結論への飛躍」、躁状態時は過大に捉え、うつ状態時は過小に捉える「誤認」、の4つがあります。
こういった、「考え方の癖」とも言えるものは双極性障害にかかっていない人でも少なからず持っているものです。癖というものは自分だけでは気が付きにくく、直しにくいものです。だからこそ、医師とともに気付く・認識することが症状改善の一歩となります。

その後の治療には客観的な視点を持つ第三者の協力は必要不可欠です。医師だけではなく家族や周囲の友人に自身の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。

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